A,障がい者に対する音楽指導のためのカリキュラムの作成
障がいのある方、中でも高齢者の多くは気力、体力の低下や視力、聴力の衰え があり、歌う場合でも伴奏の音量、音質、調子や速度の設定を考慮する必要 があります。
経験から学んだカリキュラム、メソッドの作成をしました。
教本及び曲集などのレッスンメソッド
○みんなの唄100曲@AB
@はあるテレビ局が’80年に行った「日本国民の本当に好きな歌200曲はこれだ」に当協会が全国の関係施設からアンケートをとったものを加えて制作。(’81.3)
Aはそれに療育的なオリジナル曲も加え(’82.3)
Bは認知症高齢者の方に役立つ選曲を加味して(’86)作りました。
○みんなの唄 楽譜集205曲
みんなの唄 楽譜集205曲は、一般の人の声域より2〜4度前後下げた楽譜、
指導者がハーモニーをとり、コーラスを楽しめるよう編曲しています。
○みんなの唄 楽譜集107曲
みんなの唄 楽譜集107曲は、認知症の方でも使える選曲です。
○心につなぐ歌 歌詞集(楽譜付)(1)(2)
○みんなで歌おう フロッピーディスク12枚
- わらべ唄
- 外国曲
- 民謡 1
- 民謡 2
- 歌謡曲 1
- 歌謡曲 2
- 歌謡曲 3
- 唱歌・童謡 1
- 唱歌・童謡 2
- 唱歌・童謡 3
- 唱歌・童謡 4
- レッスン用
○高齢者のためのベストヒット@ ,
高齢者のためのベストヒットA
○高齢者の療育音楽
音楽レッスンの基礎、指導法、リズム楽器の簡単な奏法、合奏の基礎、障がい者の使い易い楽器などの紹介。(’95.7)
○楽器ガイドブック
高齢者、障がい者に使い易い楽器ガイドブック。
B,療育音楽用楽器の研究、開発 「療育音楽用LD(Little Drum)など」
○MTカスタ
五指の訓練が出来る大きさ、音も低くしました。
○MTタンバ
タンバリンに柄をつけ、片手でも演奏出来るようにしてあります。
握る部分が凸凹になっており手を刺激して健康に役立つように工夫されています。
○MRスズ
スズの音程が高齢者などに聞きやすくするために低くしてあります。
握る部分が凸凹になっており手を刺激して健康に役立つように工夫されています。
○生涯学習 高齢者用キーボード シンプル・キーボード「KB−18」
当協会では、熟年者のため、音色、リズムパターン、音程、日本語による大きな表示という 特色をもったキーボードをヤマハに提案。
「五線音譜が読めなくても気軽に弾ける」と好評です。
C,”療育音楽”に関する日本及び世界の情報の調査、研究
北海道から沖縄まで約700余の多くの施設を訪れ、研修では3000を超える 施設関係者の参加を得て色々な調査を行うと共にアドバイスをしました。
アメリカには何度も訪れ、音楽療法科の教授と意見交換したり、調査など行なったほか、病院、養護学校、施設などの 音楽療法実技を参観しました。
’95年11月の全米音楽療法大会では、日本人として初めて発表をし、’97年の48回大会では今までの活動が評価され、全米音楽療法協会・会長バーバラ氏より特別会長賞が(財)東京ミュージック・ボランティア協会と、会長の赤星建彦に贈られ、大きな反響を得ました。
ブラジルには’83年2月より、ほぼ毎年訪れ、日系人の音楽趣向調査や、現地の人の音楽動向調査など行いました。
研修を受けたボランティアの指導者約30人が日系人だけでなく現地の施設や学校で定期的に指導、ブラジル版”みんなの音楽会”も毎年1回開催され、地域に根付いた活動として広がっています。
又、タイ・シンガポール・マレーシアでも研修会を催し、ニュージーランドやヨーロッパ各地でも、調査研究活動を行っています。
D,療育音楽に必要な曲の作曲、フロッピー・ディスク、テープなどの制作
療育音楽用伴奏音楽の制作
障害の多様性、重度化が進むと共に、一定の高さ(Key)、速さ(Tempo)では対応しきれなくなりました。
このため、ワンタッチで高さ、速さが自由に変えられる療育音楽用の伴奏用機械対応のカードやフロッピーを作りました。
これによって伴奏者の必要はなくなり、どんな施設でも、どんな高齢者にも対応でき、新しい時代に即応しています。