音楽療法について

 

 

音楽療法について

音楽療法とは

有史以前から、音楽による癒しとして色々な形で存在したと言われていますが、療法として専門的に確立したのは第2次大戦以降で、 精神疾患系統の治療を中心に心理療法として欧米で発達しました。
アメリカでは、1950年より学会活動や研究論文活動が行なわれていて、約70の総合大学音楽部に音楽療法科が設けられ、 音楽療法士(Music Therapist)が養成されています。
日本の大学でも設立段階になりましたが、いまだ正式な資格ではありません。

 

療育音楽を始めたキッカケ

1972年あるテレビ局関連会社で作った「レッツ・プレイ・ギター」という教則本のキャンペーンで、浦和の会場で高校生に 混じって一人の中年の女性が熱心に研修をうけていました。
興味があったので「何でギターをおやりになるのですか?」と聞いたところ「子供たちに教えてやるのです。」との返事があり”子供たちに 教えるなどとは、何と珍しいお母さんがいるものだ”・・・・・という記憶が残っていました。
一年後の8月、埼玉県蓮田市の東埼玉病院から、出版元に電話があり、「子供たちにギターを教えて1年になり、発表会をやるので是非 来て欲しい」という申し出があって珍しさも手伝って参加しました。
10数人の筋ジストロフィーの子供たちが、難病にもめげず一生懸命演奏に取り組んでいて、その音のすがすがしさ、歓びいっぱいの顔顔、 今までプロの世界で音楽と取り組んでいた私にとって、こんな光景は正に衝撃の一瞬。
それにも増して嬉しかったのは「ギターをやっていない子供たちより病気の進行がおそい、けんかやもめ事も少なくなり、人間関係・社会性 も育まれている」という担当医の言葉。
”楽しく音楽をやる事で心身のリハビリテーションにつながり、歓ばれるならば”とこの活動に没入しました。

 

療育音楽とは

療育音楽(赤星式音楽療法)とは、能動的でグループ主体の音楽プログラムです。
心身障がい児者や高齢者の方に精神的には ストレスを解消して安らぎと明るさを増進させると共に、集団でのコミュニケーション作りに役立たせる。
肉体的には歌を歌ったり (発声、複式呼吸、発音訓練)、楽器を演奏したり(残存機能の維持強化)、リズム・トレーニングをすることでリハビリテーションにつなげ、ハンディキャップを持った人たちに生きる歓びをより多く味わってもらう事を目的としたものです。

 

療育音楽の発展

1972年に始まった療育音楽活動は、関係者の熱意により5年間の実績が認められて、1977年4月財団法人東京ミュージック・ボランティア協会(現 公益財団法人東京ミュージック・ボランティア協会)が発足。
現在はアメリカ、ブラジル、 東南アジアなど海外にもその輪が広がっています。
療育音楽は医師、理学療法士(PhysicalTherapist)、作業療法士 (OccupationalTherapist)などの医療関係者や施設関係者の協力を得て、今日のプログラムが確立されました。
各地域や施設での研修、福祉専門学校での授業の導入も増えています。対象者の方が主体のプログラムは医療、福祉、 保険の現場で実践を積みながら、益々期待されています。

 

 

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